型枠大工のお話(3)

型枠関係

30歳からの移動の旅

「型枠でどこまで行けるのか?」

「どんな人と出会うのか?」

「自分は全く知らない会社に入ることができるのか?」

「給与はどのくらいもらえるのか?」

妻には何とかわかってもらって移動することに決めた

30歳で僕にあるのは型枠関係の資格と経験、家族

自分の納得のいく型枠の会社を見つけ直接電話して事務所に行くことになった

自分の経験の話しをしてその会社の1番できるグループに入れてもらうことになりました。

現場はある駅の商店街の店舗が入る大型現場、高層マンションもくっついた現場で、流石にこの規模の現場は初めてでビックリしました

ゼネコンはスーパーゼネコンと呼ばれるトップクラスのゼネコンでした

建物の形も難しくやりがいがある現場でした

仕事も同じ型枠なので問題なく給与もその頃の一人前の給与の最高金額をもらい問題ありませんでした。

働いて半年ぐらいが経って同じグループの仲良くなった1人が突然仕事に来なくなった

詳しく聞くと、うつ病になってしまったらしいです

あんなにいつも元気でよく喋る優しい人なのに、どうして…

いきなり居なくなってしまったのでその人の分の仕事の負担がみんなにきた

そして何ヶ月かしてまた1人仕事に来なくなった理由を聞いてもわからないらしい

元々僕を合わせて5人グループだったのに3人になってしまったこんな大きな現場なのに3人って…無理だろ

そんなときに、僕が

「2人来ないのだから2人新しく誰か入れましょうよ」

と僕は言った

あてがないなら僕の知り合いでもいいからって思っていて、親方が言ったのは「ダメだ!2人をクビにできるわけないし、これ以上人を増やすこともしない」

僕は思った、この人はすごい!なんて優しいのだと、

でも仕事はやらなければならないわけで…

結局人も増やさない

何がしたいのかわからず、ついていけないなと思いやめることにした。

ここの現場は型枠大工の会社が4社入っていたので隣の会社に入ることにした(32歳)

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ここまで見てくれてありがとうございます

 

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