始まりから進路変更まで
プー太郎の僕、(17歳)今の妻と出会ったはいいけど、
お金稼がないと生活できないよなぁ〜
型枠大工の親方が知り合いだったので、特にやりたいこともないしお金稼げればなんでもいいやって感じで入りました。
型枠大工とは→コンクリートの建物を建てるときにドロドロのコンクリートを建物の形に作った枠の中に流し込んで固めて作るのですが、その枠を作るのが型枠大工さんです
その頃の僕はできることも無いし、なんだかいつもイライラしていた。
何もできない自分にイライラして現場で暴れたこともありました。
ズル休みをしたり…
遅刻したり…
何度も迷惑かけて…。それでもクビにはなりませんでした。
良い親方です！
頭が上がりません
仕事が続いたのは親方のおかげです
ありがとうございます
それから
3年経ったとき問題が発生しました。
その頃12階建てのマンションの8階を建設中のときに、親方が急に倒れてしまった。
ヘルニアになってしまって入院することに
明日から仕事どうなるのか？
不安でした。
仕事をもらう一次の会社の社長さんから僕に電話が入ってきて聞かれました
「親方しばらく仕事出来ないみたいだから誰か職長(リーダみたいな役割)やってくれないかな？」
このとき僕たちのグループは6人グループで全員ベテランで僕は1番したっぱの作業員でした。
親方クラスが2人、僕より5個年上の先輩が2人
みんな職長をやる人はいませんでした。
このとき僕は悩みました。
現場途中で仕事やめちゃうのか？どうするのか？引っ張ってくれる人はいない
やるなら僕がやるしか無い
僕は決断した
「僕がやります！資格も無いのにできるんですか？」
大丈夫！仕事やりながらなるべく早く資格取りに行けば大丈夫だよ
ここから休みの日は資格の勉強平日は現場を仕切って、指示をして、工程を打ち合わせして現場を最後までやりきった。
泣くほどつらかった
したっぱがベテランの職人に指示を出すプレッシャー
計画を考えて指示しても、無視をして違うことをやり出す職人達
バカにされた
打ち合わせではいつまでにここまで終わらせるという計画を決めなければならない、いつ終わるの？またまた責められる
いろいろあったけど12階のマンションは無事終わって次の現場が始まった
まだ親方は入院中…
このとき20歳、
それから
親方が現場復帰したのですが途中で現場を投げ出すクセがついたのか、僕に後はお前がやれって言って現場に来なくなることが多くなり僕が職長を何現場もやることに
職長をやったからと言って給与があがることはありませんでした。
1番給与が低いしたっぱで1番責任が重い職長を26歳あたりまでやっていました。
僕の性格は大人しく1人が好きで、静かで、あがり症で、人ごみの中にいるだけで疲れちゃう
誰かがイライラしてたらそれだけで耐えられない
誰かに命令するなんて絶対にやりたくない
つらいことは誰かにやってもらうことができず全部自分でやっていました。
1人で夜の9時まで残業代も出ないのに、工程が間に合わないから仕事をしたり…
HSS型のHSPの性格なので自分に合わない反対のことを、自分の心を無視してやり続けてしまっていた…
妻に言われた。
「性格変わったね！」
その頃現場で僕は倒れた…
2週間ぐらい自宅待機
病院で「過労です」
症状は酷い頭痛で立つこともできない
涙が止まらない
頭を槍で永遠に刺されている感じ
あまりの酷さに嘔吐
自宅待機中
何もできない自分に幻滅
そのとき思った僕が頑張ったのって無駄じゃん
心のどっかで誰かに認められたかった
心のどっかでお金をもらえる期待
そんなの馬鹿じゃん
頑張ったって報われるとは限らないことを知った…
現実はこうだった
いくら僕が頑張ったところで給与は変わらない
頑張った手柄、実績、現場で稼いだお金、信用、
みんな親方の物（涙）
何のために頑張ったのだろうか？
ここで自分の人生を真剣に考え始めた
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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