「若い職人が入っても、すぐ辞めてしまう」
建設現場ではよく聞く言葉です。
自分自身も20年間現場で働いてきて、多くの若い人たちの「入社」と「退職」を見てきました。
なぜ若い職人は続かないのか?
その理由と、職人の世界の“現実”を、リアルな目線でお伝えします。
1. 若い職人がすぐ辞める「5つの理由」
(1)想像以上に体力的にきつい
・夏は灼熱、冬は極寒。天候も大きく影響して過酷なときは、地獄と化します。
・資材も重く、毎日が筋トレ状態。下っ端時代は特につらいです。こき使われます。
・「根性」だけでは乗り切れないことも。カラダがついていけない。怪我や熱中症など。
(2)怒鳴られる・理不尽な指導がまだ残る
・昔ながらの「見て覚えろ」文化。
今はだいぶ減りましたが、僕のときは酷かったです。一回仕事を見せられて「はい!次お前やれ」できないのわかってるくせに、やらせて失敗させて怒鳴り散らす。
・正解がわからないまま怒られる不安。
この仕事はちゃんとしたやり方っていうのはないんです!だから経験して自分のやり方を見つけていくしかない。
・「今の若い子は怒られるのが苦手」と言われがちだが、説明不足なだけということも。
かなり多いと思う。説明が悪いことがほとんどで、今の子はまじめで頭のいい子が多い気がします。
(3)休みが不定期でプライベートが取りづらい
・天候や現場の都合でスケジュールが変動。
予想できないので厄介です。忙しいときに休むと暇になったときに休まされたり。文句言われたり。
・友人や家族との予定が合わず、孤立感を感じる若者も。仕事しないと給料が減っちゃうので休みたいけど、休みたくないってなります。
(4)将来のビジョンが見えにくい
・「ずっとこのまま?」という不安。
どうやって進んで行ったらいいのかわからない。歳取ったらこんなのできなくない?って思う。
・職人として成長しても給料や待遇に限界を感じることも。こんなものか…って思ってしまうかも。
(5)他の仕事と比べてしまう
・SNSやネットで別の生き方が簡単に見えてしまう時代。
他の世界がキラキラに見えるかも。
・「もっと楽して稼げる仕事があるのでは」と思ってしまう。
嫌なことばかり目がいってしまうかも。
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2. 「辞めたくなる気持ち」も現実
・実はベテランでも何度も辞めたくなった経験がある。
僕も数え切れないほどあります(笑)
・「向いてない」と感じるのは当たり前。
最初は全部向いていないって思うとおもいます。
・無理に続けろとは言わない。でも、「最初の1年」は特にしんどいのが普通。
僕はガリでひょろひょろだったので体ができるまでマジでキツかった(;_;)
初期50kg→1年後55kg身長も知りたい?プロフィールに詳しく書いてあります。
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3. 続けられる若手と、辞めてしまう若手の違い
・最初に“誰に教わるか”で変わる
長年やってもダメな人はダメです。そんな人に教わってしまうと、辞めてしまいます。
・「話をちゃんと聞いてくれる先輩」がいたかどうか
大きな存在です。聞いてくれる存在がいないと心がもたないかも。
・→つまり、周りの環境次第なことも、かなり多い
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4. じゃあ、どうしたら続くの?(現場ができる対策)
・教える側が「指導の仕方」をアップデートする
おじいちゃんばっかりなので難しいですよね。
・いきなり怒らず、「考える余裕」を与える
・小さな成功体験を積ませる
・僕が続いたのは、気合いです。
何もできない人間でした。苦しかったんです。何もできないことが…
だから、一つでいいからできるようになるんだって決めて、1級技能士までやりました。
・いい人の会社に入れれば続くと思いますが中々難しいですよね
そのために!
僕がいます!!!
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まとめ
若い職人が辞めてしまうのは、本人の根性が足りないからではありません。
現場の環境、指導の仕方、業界の古い常識――いろんな要素が絡んでいます。
だからこそ、これからの現場には「新しい職人の育て方」が必要です。
ベテランとして、何かできることはあるはずです。
若い職人が「続けてよかった」と思える現場を一緒に作っていきましょう。
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