型枠大工とは?仕事内容・役割・やりがいを現役職人が解説!

型枠関係

「型枠大工って聞いたことあるけど、どんな仕事か分からない」

「きつそうだけど、手に職がつくってほんと?」

そんな疑問を持っている方に向けて、この記事では現役の型枠大工として働くボクが、仕事内容や役割についてわかりやすく解説します。

型枠大工とは?どんな仕事?

型枠大工とは、コンクリートを流し込むための「型」を木材などで作る専門職です。建物の柱・梁(はり)・壁・床など、コンクリートでつくる部分のを正確につくり、強度・精度を保つ役割を担います。

型枠がなければコンクリート建築は成り立たないため、建設の土台を支える超重要な仕事です。

建物の設計図から材料の形を拾い出しをして、加工して実際に形にする。

2Dを3Dにする仕事。

型枠大工の仕事内容とは?【具体例】

  • 現場での墨出し(位置決め)シキサン(高さ調整)
  • 材料の加工(ベニヤ板カットなど型枠を作る)

  • 型枠の建て込み(壁・柱・梁など)

  • 固め・固定(コンクリートを流し込んだときに耐えられるようにする)

  • コンクリート打設の立ち会い(入れ方によって型枠が崩壊する可能性があるため)

  • 型枠の解体・片付け(基本解体専門業者がやります)

などが主な作業です。

とくに大事なのは、正確な寸法と水平垂直

ミリ単位でズレると、後の工程(鉄筋・コンクリート・内装)に影響するため、責任ある仕事です。

型枠大工の役割とは?なぜ大事なのか

型枠大工は建設現場の中でも「構造」に関わるため、建物の安全性・耐久性に直結します。

また、型枠の出来次第で仕上がりの精度も決まるので、他職種(鉄筋屋・左官・設備屋)からの信頼も厚いです。

要するに、見えないけれど建物の心臓部を作る仕事とも言えます。

体で例えるなら、骨は鉄筋。コンクリートは肉

型枠大工の1日【仕事の流れ】

現場によって違いはありますが、ざっくり以下のような流れです

7:30 現場集合
8:00 朝礼後作業開始(建て込み、墨出し、解体など)
10:00 小休憩(30分)
12:00 昼休憩 (60分)
13:00 午後作業
15:00 小休憩 (30分)
17:00 作業終了・片付け・解散

冬は寒いし暗くなるのも早い

夏は暑いしなかなか日が沈まない

雨だって降る。雪だって。ヒョウだって(笑)

体力の使う仕事ですが、建物として形に残るので達成感があります。

型枠のやりがいとは

図面通り綺麗に出来上がったコンクリートを見たときが、たまらないです。

図面からリアルに形を作るところ

難しい現場になればなるほど上棟すると感動します

きついからこそ完成した達成感は格別です

どんな人が向いてる?必要なスキル

  • 体を動かすのが好きな人(動いていた方が落ち着く人)
  • ものづくりが好きな人(作っていると時間が溶ける人)
  • コツコツ作業に向いている人(諦めない・忍耐力がある人)
  • チームプレイができる人(仲良くできる人)
  • 季節を体感したい人(ドM)

 

資格や学歴よりも「やる気」と「継続」が大事です。

未経験から始める人も多い業界なので、挑戦しやすいです。

ボクは中卒で17歳のときに型枠の世界に入りました。

やる気だけでココまで来たって感じです♪

やりたいこと特にないけど何か一つでもできるようになりたいって思っていたら挑戦してみてはいかがでしょうか(*´∀`)♪

【まとめ】

型枠大工は「きついけどやりがいがある」仕事です。

コンクリート建築の現場で、確かな技術と経験が武器になります。

経験がものを言う世界です。

意外に面白いですよ、人によって、型枠の組み方が違うし、奥が深いところもあって。

 

これから建設業界で働きたい方、手に職をつけたい方にはとてもおすすめです。

 

 

型枠関係のブログやYouTubeもどんどん更新していきますので、一緒に成長していきましょう

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