型枠工事では、**拾い出し(ひろいだし)**がとても重要です。
図面を正しく読み取り、必要な材料を事前に把握して数量を出すことで、ムダな材料や手間を減らすことができます。今回は、初心者監督さんや型枠職人さんでも分かりやすいように、拾い出しの基本的な流れを解説します。
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1. 拾い出しとは?
拾い出しとは、図面から型枠に必要な材料を算出する作業のことです。
主に以下を拾い出します。
• 型枠用合板(コンパネ)ベニヤ
• 根太・大引き
• 支保工(パイプサポートなど)
• 金物(セパレーター、Pコン、フォームタイなど)
正確な拾い出しをすることで、
✔ 材料が足りないトラブルを防ぐ
✔ 現場での作業効率を上げる
✔ コスト削減につながる
といったメリットがあります。
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2. 拾い出しの基本手順
① 図面の確認
• 平面図・断面図・詳細図を確認する
• スラブ厚さ、梁せい、壁厚さ、立ち上がり位置などを把握
• コンクリート打設の順序も確認しておく
② 部材ごとに数量を出す
• スラブ:面積を計算 → 必要なコンパネ枚数を算出
• 支保工:スラブ厚さやスパンに応じてサポート本数を拾い出す
・根太材(転がしパイプ)
・大引き(スラブで使うバタカク)
• 梁・壁・柱:長さ × 高さ → 枠材の拾い出し
・締め付けパイプの本数
・押し引きのパイプサポートとチェーン、ターンバックル、サポートベース(サポート受け金物)
③ 金物の拾い出し
• セパレーター:壁厚・ピッチ(一般的に@450〜600mm)で本数計算
• Pコン:セパ穴に応じて数量を出す。ホームタイも一緒に
• スラブ段差や足元などセパがとれない場所用の鉄筋から繋げる金物、スラブベニヤから繋げる小物関係
・梁筋が落とし込みの組み方の場合は梁の2段目のセパは鉄筋が組み終わってから取り付けるので、落としセパ金物(梁ロックなど)を用意する
ここまでを一覧にしてまとめると、現場で使いやすくなります。
仕事内容で拾うものも変わってくるので、注意して下さい。
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3. 拾い出しのコツ
• 図面に直接メモを書き込むと間違いにくい
• 壁や梁ごとに色分けしてチェックすると見やすい
• 数量は少し余裕を持って拾い出す(現場でのロスを考慮)
• 最初は「スラブ → 梁 → 壁 → 柱 → 金物 → 支保工」の順番で進めると分かりやすい
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4. 拾い出しに役立つ道具
• スケール、三角スケール
• マーカー(色分け用)
• 拾い出し用のエクセル表(材料別にまとめると便利)
• CADや拾い出しソフトを使うと正確で早い
おすすめは「展開プロ」が最強です
本気で型枠をやっていくなら買って損はないです。無駄が驚くほど無くなります。
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まとめ
拾い出しは、型枠工事のスタートラインとも言える大切な作業です。
最初は難しく感じますが、順番を決めて習慣化することで正確に拾い出せるようになります。監督さんにとっても職人さんにとっても、拾い出し力は現場で信頼されるポイントになります。
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